【サメ映画】『ブルーサヴェージ セカンドインパクト』レビュー

 ※初回です
『ブルーサヴェージ セカンドインパクト』

原題:SPRING BREAK SHARK ATTACK/DANGEROUS WATER:SHARK ATTACK
監督: ポール・シャビロ
出演: シャノン・ルシオ, ライリー・スミス, ジャスティン・バルドーニ, ビアンカ・リシャンスキー, ジュヌヴィエーヴ・ハワード
備考:別題で『ブルーサヴェージ 殺人ザメ異常発生』


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⒞2005 FRANK & BOB FILMS IN ALL RIGHTS RESERVED. LICENCED BY GRANADA INTERNATIONAL MEDIA LTD.

 サメ映画・『ブルーサヴェージ セカンドインパクト』は、サメ映画・『ブルーサヴェージ』とは一切関係のない作品である。

 大体ブルーサヴェージがドイツの作品であるのに対して、ブルーサヴェージ_セカンドインパクトはアメリカの作品である。

 そしてパッケージでは巨大なサメが口を開いているが、本作に登場するのは通常のイタチザメである。




 というより元から割とマイナーな『ブルーサヴェージ』に似せた邦題を付けてそこまで宣伝効果が出るものなのか。
※一応『ブルーサヴェージ』の方は比較的評価の高い良作であることも補足しておく。



 もうこの辺りで既に察しが付いているかもしれないが、本作の発売・販売はアルバトロスである。知ってるよ! 知ってたさ!

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【ディザスター映画】『アルマゲドン2008』レビュー

 B級映画は軽い悪戯感覚で隕石を落とすな
『アルマゲドン2008』

原題:Comet Impact/Future Shock: Comet
監督: キース・ボーク
出演: クリスチャン・ソリメノ, ジェームズ・ウィルビー, ジェームズ・コスモ, チョー・ワ・ヴオン, ドン・ワリントン
備考:イギリス製作のTV映画/アルバトロス


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⒞Produced under the Copyright Licence of Seven One International GmbH

 原題の通り、マイケル・ベイ監督の『アルマゲドン』とは一切関係のない作品が、本作こと『アルマゲドン2008』である。
 ちなみに公開は2007年12月1日である。
 ※ただし、劇中でパッケージの隕石が落下する日時が2008年8月8日であるので、一応セーフ……かもしれない。

 しかし本作、数多のディザスター映画の中でも、内容自体は極めて異色の作品である。
 決して大作映画の展開を安直に模倣した、志の低い作品の類ではない。

 そこを踏まえて、今回はこのアルマゲドン2008をレビューしていこう。



 なお、今回のレビューにはオチの部分のネタバレを含む。
 とはいえ、“本作のパッケージの裏の概要でもオチが半分ネタバレされている”ので、別に今更私が気を遣う必要はないかもしれないが、一応先に断っておく。

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【サメ映画】『PLANET OF THE SHARKS 鮫の惑星』レビュー

 タイトルが既に死兆星
『PLANET OF THE SHARKS 鮫の惑星』

原題:PLANET OF THE SHARKS
監督: マーク・アトキンス
出演: ブランドン・オーレ, ステファニー・ベラン, リンジー・サリヴァン, ローレン・ジョセフ, ダニエル・バーネット
備考:監督は『ビーチ・シャーク』や『ドラゴン・オブ・ナチス』の人


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⒞2016 SLIGHTLY DISTORTED PRODUCTIONS, LLC

 『サメ+ゾンビ』『サメ+機械』『サメ+幽霊』『サメ+人間』』と、最早八百万の神に近い活躍を続けるサメ映画。
 とはいえ、流石に人類の創造力にも限界が見えてきたのか、それとも視聴者が慣れたのか、基本的に『サメ+α』の方程式を使い回しているサメ映画の方向性には、逆に陳腐化した部分を覚えてきたところである。

 だが、数多の信者を抱える多神教の中の唯一神こと、アサイラムの発想は違う。



「サメに足すものが尽きたなら、今度はサメが暴れる舞台設定の方を変えてしまえば良い」



 というわけでサメは地球を支配した。

  いや、実際にはどのような企画会議が行われたのか知らないが、“温暖化の影響で生態系の頂点まで上り詰めたサメと人類の壮絶な死闘”を描いたのが本作・『PLANET OF THE SHARKS 鮫の惑星』 である。

 ちなみに、基本設定は『猿の惑星』というより『ウォーターワールド』に近い。

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【サメ映画】『シャーク・ナイト』レビュー

 「何故、鮫を借りるのか? 這い上がるためだ」
『シャーク・ナイト』

原題:SHARK NIGHT
監督: デヴィット・R・エリス
出演: サラ・パクストン, ダスティン・ミリガン, クリス・カーマック, キャサリン・マクフィー, ジョエル・デヴィット・ムーア
備考:監督はファイナル・デスティネーションシリーズの二作目・四作目や『スネーク・フライト』の人


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⒞2011 INCENTIVE FILM PRODUCTIONS, LLC


・“その数、46種類
・“46種類のサメを<凶器>に、<狂気>の殺人ショーが今始まる…。”



 上記の文句は本作・『シャーク・ナイト』に国内で付けられたキャッチコピーである。



 だが、本作の劇中には別に46種類もサメは出ない。



 というより5~6種類しかサメが出ない。



 と何か一種の経歴詐称に近いキャッチコピーを吊り下げて参上したこのシャーク・ナイトだが、冷静に考えると5~6種類のサメでも十分に多い方ではあるので、まあそこは置いておいて早速レビューに移ろう。

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【ホラー映画】『アタック・オブ・ザ・キラー・ドーナツ』レビュー

 ★★★☆☆3.0 [ 料理・味3.0 | サービス3.0 | 雰囲気3.0 | CP3.0 | 酒・ドリンク3.0 ] 使った金額(1人) ¥100~¥500
『アタック・オブ・ザ・キラー・ドーナツ』

原題:Attack of the Killer Donuts
監督:スコット・ホイーラー
出演: カイラ・コンプトン, ジャスティン・レイ, アリソン・イングランド, C・トーマス・ハウエル
備考:監督は『アイス・ジョーズ』や『トランスモーファー・リターンズ』の人


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⒞2016 Cardinal XD, LLC

2016/10(初)鑑賞
濃厚な食感が抜群

 仕事を終えた平日の午後に、ぶらりと寄った近所のレンタルショップ。
 魚介系のクソ映画が充実した、地元では有名な老舗の店舗である。

 まだ少し肌寒い三月の春風から逃れるように、熱気の籠もった店内に入ると、早速誰にも借りられない常連で賑わうマイナーなホラー映画の棚へと向かう。

 種類は豊富だが魅力は皆無なメニューの品目や、空席の多い新作コーナーの活気に少し惑わされたが、今回は現時点で準新作の『アタック・オブ・ザ・キラー・ドーナツ』を注文した。
 最近はこってり系のクソ映画を中心に攻めていたので、たまには健康を考えてあっさり系の本作を頂くことに決めたのだ。

 リリース当初から客の手に取られた様子のない、埃を被ったトラッシュ・ムービー風味のパッケージ。
 どこの誰が描いたともしれない殺人ドーナツの素朴なイラストをベースに、脇に添えた意味不明なキャッチコピーが程々のスパイスを効かせており、どこの誰とも知れない職人の技量が窺える。
 殺人ドーナツの光る目玉は少し薬味の自己主張が激しいために、他の素材との調和を乱しているようにも思えたが、一方でそのような臭味が逆に味わい深い、ジャンキーな香気を漂わせていた。

 早速カウンターを通して自宅に持ち帰ったディスクは、意外にもサクサクとプレイヤーの中に収まってしまった。
 同時に再生された新作案内のフルコースに舌鼓を打って、ついにメインディッシュである本編の鑑賞に移る。
 質感の安いフィルムの冒頭が画面内で流れ出した途端、部屋中に芳醇な雰囲気が広がった。

 嗚呼、これは、最近ではめっきり数の減ってしまった、懐かしいクソ映画の味だ――



 というわけで、ここから『アタック・オブ・ザ・キラー・ドーナツ』のレビューである。
 上のグルメレビューは読み飛ばしていいよ。

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