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【ゾンビ映画】『ナイトメア・オブ・サンタクロース』レビュー

 サンタだからな
『ナイトメア・オブ・サンタクロース』

原題:Sint
監督:ディック・マース
出演:フープ・スターベル, エグバート・ヤン・ウィーバー, エシャ・タニハトゥ, ベルト・ルップス, カーロ・レンセン
備考:信頼と実績のアルバトロス


ナイトメアオブサンタ01
⒞2010 TDMP/Parachute Pictures.

 この記事を見て、疑問に思われた方もいらっしゃるかもしれない。

「あれ? クリスマス映画みたいな名前の作品なのに、どうしてこの映画は『ゾンビ映画』カテゴリに入れられてんの?」と。

 その疑問を一言で解消しよう。





 ゾンビ化したサンタクロースが、部下ゾンビを引き連れて女子供を殺し回る作品だからさ!

 というわけで『ナイトメア・オブ・サンタクロース』である。




 あらすじ

 遠い昔、各地で虐殺と略奪を繰り返していた恐るべき盗賊、通称『聖ニコラス』は、我慢の限界に達した農民達の奇襲を受け、激闘の最中焼死する。

 だが聖ニコラスの執念は凄まじく、彼は死後も数十年に一度、降誕祭の度に蘇り、破壊と殺戮を人々に与える悪魔と化していたのである。

 時は流れ現在。聖ニコラスの伝承は、一部の子供達に伝わる与太話となり、「サンタクロースが良い子にプレゼントを与える」という誤った御伽話が世間での主流となっていた。
 しかし、今年は真実の聖ニコラスが復活する呪われた年。




 何も知らず降誕祭を祝う市民達に対して、血に濡れた赤き装束を身に纏う恐怖のサンタクロースが、今襲いかかろうとしていた―



ナイトメア・オブ・サンタ04
⒞2010 TDMP/Parachute Pictures.

↑本作の舞台はオランダであるため、クリスマスではなく聖ニコラスの日にサンタ(故人)からプレゼントを貰える。要らない……。






 サンタじゃあ仕方ないな!



 さて、この映画の聖ニコラスだが、以前某所で紹介した『サタンクロース』の悪魔以上に残忍かつ凶悪だ。

 本作のサンタはとにかく人を殺しまくる。女子供でも容赦はない。
 それどころかせいぜい7~8歳くらいかと思われる幼児ですら、何十人と殺していくのだ。

 流石に殺人の直接描写こそ少なく、それ以前に本作ではサンタの出番自体がさほど多くないものの、この映画は巧みなカメラワークと演出によってそこをカバーしている。

 冒頭の、次々と暖炉に吸い込まれていく子供達から始まって、暖炉から吊り下げられた女性の死体や、プレゼントを待っていた子供達の前に立ちはだかる聖ニコラスの禍々しいシルエットには、結構な迫力が感じられた。


ナイトメアオブサンタ02
⒞2010 TDMP/Parachute Pictures.

↑彼が本作のサンタです。はい、一目見ただけで勝てないと悟りました。







 というかコレマジモンのホラー映画だったのかよ! てっきりサンタをネタにしたブラックなコメディ映画かと思ったよ! 普通に怖かったわ!

※一応笑えるシーンも少なからず存在します。


 そして特筆すべきは中盤の逃走劇である。



 建物の屋上から屋上を、馬で飛び移りながら全力疾走するサンタを追って、警官隊がパトカーを飛ばしつつ拳銃で狙撃するアクションシーンは、どこまで狙っているのか分からないがとにかく最高にクールだった。


ナイトメアオブサンタ03
⒞2010 TDMP/Parachute Pictures.

↑建物の高層でポーズを決めるサンタ。満月が良い味を出している。



 フィルムのダークな色彩も、シンプルな脚本としっかりと作られた演出にマッチしていて、これこそまさに良い意味でのB級映画とも言える出来の、意外な良作だ。



 欲を言えば、“主人公がサンタと直接戦って倒す”ようなシーンがあれば、より話が盛り上がったかもしれない。
 本作の主人公は基本的に、サンタではなくサンタの使役するゾンビ軍団としか戦わないため、諸悪の根源であるサンタに直接一泡吹かせるような展開があれば、クライマックスでよりカタルシスを感じられたと思う。

 また、本作のサンタには「銃弾は効かないが火に弱い」という設定があるが、実際に火を使ってサンタを撃退したのは劇中一度きりであり、せっかくのトンデモ設定が少々勿体ないようにも思えた。



 とはいえ、上に挙げた点は欠点と呼ぶほどのものでもなく、不満を覚えたというほどのこともなかったので、別に本作が悪いというわけではない。



 若干後味の悪いようなラストや、中盤付近の笑えばいいのか怖がればいいのか判断に迷うノリ、そして前述のように幼児でさえ例外なく殺害されていく展開には好みが別れるだろうが、全体的な内容としては楽しんで観れるスラッシャー映画のそれである。


 というわけで本作に興味を持たれた方は、ぜひ一度この『ナイトメア・オブ・サンタクロース』を至急買い求め、恋人と一緒に観て聖夜のディナーをコールド・ターキーにすることをオススメする。

 
 だから俺はあれほどクリスマスを中止にしろと言ったんだ。


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コメント

非公開コメント

普通におもしろそう

No title

聖ニコラスへの風評被害は加速している

No title

窓映画のようなジョーカー的存在も稀に出してほしい

No title

去年紹介していたサタンクロースといい、B級映画なのに面白い作品という感じですか

No title

な、ナポレオン?

ちょっと面白そうじゃないですかー!
ホラーなサンタとか大好物ですじゅるり。
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