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【サメ映画】『メガ・シャークVSグレート・タイタン』レビュー

 何の評価も!! 得られませんでした!!
『メガ・シャークVSグレート・タイタン』

原題:Mega Shark vs. Kolossus
監督:クリストファー・レイ
出演:イリアナ・ダグラス, エイミー・ライダー, パトリック・ボーショー, アーネスト・L・トーマス, ブロディ・ハツラー
備考:本作の監督はフレッド・オーレン・レイの息子であり、ついでに『ダブルヘッド・ジョーズ』や『トリプルヘッド・ジョーズ』、『メガ・シャークVSクロコザウルス』などの人


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⒞2015 RED ROBOT MOVIE, LLC

 何故未だに続いているのか分からないことで有名な、サメ映画界の長寿シリーズこと、メガ・シャークシリーズ。

 あるいは“本編で一番面白い部分だけを集めてアルバトロスが編集した予告編”が毎回一番面白いことでも認知されているメガ・シャークシリーズに、昨年待望の新作の予告編と、ついでに本編が公開された。

 前作から1年ぶりの作品として、実写版『進撃の巨人』公開の約二ヶ月前に国内で上映されたそれは、“あのメガ・シャークがあの超大型巨人に酷似した人型兵器と戦う”という内容であり、予告編で圧倒的な存在感を放つ今回のメガ・シャークの相手に対して、数多のサメ映画ファンは「冗談はシャークネードだけにしろ」と震え上がったのである。



 というか敵のデザインは完全にアウトだコレ!



 というわけで今回は、「おそらくメガ・シャークシリーズの中では割と面白い方に入る」との声も多く上がっている、“何故か炎上しなかった方の実写版『進撃の巨人』”こと、『メガ・シャークVSグレート・タイタン』をレビューしていこう。




 あらすじ

 メガ・シャークとメカ・シャークの戦いから1年後。

 世界の混沌が収まらぬ中、再び現れた海の王者。

 メガ・シャークの卵から再生された新メガ・シャーク。

 立ちはだかるのは、冷戦下に発明された巨人型兵器。

 神さえも慄く戦塵に、世界は終焉を迎えるのか―。(公式HPより引用)






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⒞2015 RED ROBOT MOVIE, LLC

↑今回もやはり空を飛んでいるメガ・シャーク。
そのうち海にいることの方が少なくなりそうだ。






 本作では過去作と異なって、“見れば一発で進撃の巨人を基に考えられたと分かる造詣の人型兵器・コロッサス”が相手ということもあるためか、日本の創作や時事問題に関連するネタが各所で見受けられる。

 例えば、“恒例のごとく冒頭で復活するメガ・シャークに対して、オキシジェン・デストロイヤーを撃つ軍隊”や、“日本の福島原発事故について触れた会話”などのネタだ。



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⒞2015 RED ROBOT MOVIE, LLC

↑メガ・シャークに対してオキシジェン・デストロイヤーを撃つ軍隊。
なお本作の監督はTwitterにて、『オキシジェン・デストロイヤーを出せば絶対日本人が反応すると思ったよ! HAHAHA!』とのコメントを残している。




 一方で、一作目から伝統芸能のように続く、『主人公が乗っていない限り絶対に轟沈する潜水艦』『当然のように空を飛ぶメガ・シャーク』『主要人物に必ず一人は紛れ込んでいる直情思考な軍部の高官』『絶対に相討ちの共倒れで締める決着』などの展開は完備されており、かつ本作独自の作風は保持したまま、ネタの品質を過去作より進化した映像技術で強化しつつ、見所として見事に昇華している。



 そのため、本作はシリーズでも一際パロディやオマージュといった要素の強い作品に仕上がっており、そこで好き嫌いは別れるかもしれないが、便乗商法上等なアサイラム作品の性質や、シリーズを一作目から知っていれば、別段辟易することなく受け入れられる作風ではあるだろう。



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⒞2015 RED ROBOT MOVIE, LLC

↑本作の相手・コロッサス。
よう……1年ぶりだな……。




 また、本作では“過去に何度も世界にメガ・シャークは現れており、本作のメガ・シャークは過去作のサメと別個体”であることや、“メガ・シャークは単為生殖によって親のクローンの子が誕生”すること、そして“メガ・シャークは地球に求められている限り何度でも蘇る”ということなど、シリーズの根幹に関わる設定が明かされるため、シリーズを一作目から追っている生粋のサメ映画ファンには見逃せない内容だ。



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⒞2015 RED ROBOT MOVIE, LLC

↑地球に求められて蘇ったメガ・シャーク。
すなわちメガ・シャークシリーズは地球の意思によって制作が続けられているのだ。




 他に特筆すべき点として、“メガ・シャークシリーズの割には展開に間延びした箇所が少なく、全編通して快適に観られる”ということが挙げられるだろう。



 過去作、特に一作目と三作目では、“局所的な見所こそ多いものの、見所と見所の合間の展開が完全に間延びしており、結果として全体的には退屈”という感想を抱くのが、シリーズを通して常態化していた。

 だが、本作では過去作と比較して大分テンポが改善されており、合間の“メガ・シャークを追う海洋生物学者のパート”や、“コロッサスを追うCIA捜査官のパート”も適度な尺の中、滞ることなく話が進むので、過去作と違って鑑賞中、メガ・シャークの出ていない場面でも苦痛を感じることが少なかったのだ。



 もちろん、メガ・シャークや本作の相手・コロッサスの出番も万遍なく配置されており、双方に派手な活躍の機会も与えられてるため、全体的な内容で言えば『サメ映画』というより正統派の『怪獣映画』として、これが案外楽しめる出来に作られていたのである。



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⒞2015 RED ROBOT MOVIE, LLC

↑戦闘機を掴んで叩くコロッサス。
普通に良いじゃん! こういうのが観たかったんだよ!




 そのように、いつになくエンターテイメントとして完成されている本作だが、強いて難を挙げるなら、劇中の見所の大部分が“過去作で見せたネタの延長線上のアイデアか、パロディもしくはオマージュ”に過ぎない点だろうか。

 過去作では、“飛行機を撃墜するメガ・シャーク”や、“魚雷を利用して空を飛び戦艦を撃沈するメガ・シャーク”“メカ・シャークの陸上モード起動”など、出来不出来はともかく毎回何か新しく尖ったアイデアを、様式美を踏襲しつつ、新作の度に披露していた。

 しかし、本作には特別独自のアイデアが少なく、悪く言えば過去作の焼き直しのネタが大半を占めていたため、メガ・シャークシリーズとしてあえて短所を述べるならば、そこだけが本作に足りなかった点のように思えたのだ。



 とはいえ、純粋な出来自体は、他の様々な面からシリーズの中でも群を抜いている作品であるため、本作はシリーズの集大成、過去作の長所・短所を共に反省しつつ制作された総決算として捉えれば、別に問題もないだろう。



 また、まったく本作に独自のアイデアがなかったというわけでもなく、終盤では過去作にない、シリーズでは少々意外な展開も待ち受けているため、基本的なネタに新鮮味がなくとも、それだけで本作を酷評するには至らないかと思われる。



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⒞2015 RED ROBOT MOVIE, LLC

↑本作独自のアイデア。
うん! 十分だな!




 以上、現状ではシリーズ最高傑作と言っても過言ではないだろう『メガ・シャークVSグレート・タイタン』である。



 個人的な趣味では二作目を推したいところだが、手の出しやすさ・人への薦めやすさでは、やはり総合的な完成度で上を行く本作に軍配が上がるだろう。

 『進撃の巨人』そのままの人型兵器の話題性もさることながら、単純娯楽作品としてのトンデモ路線を徹底的に追求した本作の出来は、ストレートに笑って楽しめるものだ。

 もちろん、上記の評価はあくまでB級映画・サメ映画としてのものではあるが、それでも意外と比較的に癖の少ない作品ではあるため、「最近トンデモ路線のパニック映画に興味があるんだけど、何から観ればいいか分かんないんだよねー」という方々には、ぜひとも入門として本作をオススメしたい。



 ところで私は二作目≒四作目>三作目≒一作目の順に好きなんだけど、皆は何作目が好きかなー? えっ? 全部駄目?
 そうですか。




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コメント

非公開コメント

所々訓練され尽くした狂気が滲み出ている…

エイプリルフールに午後ローで放送されるので楽しみに待ちます

>冷戦下に発明された巨人型兵器
つまり進撃の巨人の方がパロディってことじゃんッッッッッッ

見事にオキシジェンデストロイヤーに釣られた次第。
しかしオキシジェンでデストロイできないメガシャークの強さたるや・・・

本家の映画より面白そうだと思うのは
私だけだろうか

No title

いやこれは本当に面白かったよ
最高に笑った

怖い物見たさで観たら意外と面白かったです(小並感)
登場人物達はキャラが立っているし、終盤の展開には驚かされたしで、ただのパロディ映画とは思えないクォリティだと思いました。

No title

パッケージの絵力だけでもう百点w
こんなのレンタルショップで見たら絶対借りてしまうじゃん・・・

全作品見てる人ハットさん以外何人ぐらいいるんだろうか……

No title

B級映画の予算でこのCGのクオリティの比較し、日本の本家の巨人は…
進撃実写の次の作品はアサイラムと提携を組むべき。

No title

自分はすごく楽しく観れたんだけど、
一緒に見てた人に「いや、面白くないからね」と真顔で言われて毒されてるなぁって思いました(小並感)
でも次回作も出たら見るよ

No title

コレは本当に面白かったですねー

No title

個人的には普通のB級映画とくらべても断然面白いと思います。メガシャークシリーズは全部好きですが優劣をつけるとしたら4>2>1=3の順番です。
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