【サメ映画】『シャーク・ハンター』レビュー

『シャーク・ハンター』

原題:SHARKHUNTER
監督:マット・コッド
出演:アントニオ・サバト・Jr, クリスチャン・トゥラーリ
備考:制作会社はB級映画ファンには有名かもしれないUFOである


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⒞2002 SHARKHUNTER PRODUCTIONS, LLC

 かつて日本で『W-JAWSキャンペーン』という企画が行われていた。

 それは国内の映画会社が二社合同で、二本のサメ映画を同時にリリースするという、規模としては実に慎ましい企画ではあったが、それでも2002年当時の八月、既に停滞気味だったサメ映画界にとって、上記のイベントは真夏にもかかわらず桜の花弁を僅かに含んだ新しい風のように、温かく迎えられたことかと思われる。



 とはいえ、不本意にも日本で作った武勇伝に対してこの十数年作品の知名度は一向上がる気配を見せないのが本作、『シャーク・ハンター』である。


 いやまあクソ映画なんだろうけど、一応私は嫌いじゃないよ。


※1979年にも『シャーク・ハンター』という、本作と同じ邦題を持つサメ映画が存在しますが、この記事では2002年のシャーク・ハンターを取り上げています。

関連:【サメ映画】『メガロドン』レビュー

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【サメ映画】『シャークトパスVS狼鯨』レビュー

『シャークトパスVS狼鯨』

原題:SHARKTOPUS VS WHALEWOLF
監督:ケヴィン・オニール
出演:キャスパー・ヴァン・ディーン, キャサリン・オクセンバーグ, イギー・ポップ, ジェニファー・ウィンガー
備考:キャストが無駄に豪華


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⒞2015 Emerald City Pictures, LLC

 ロジャー・コーマンを製作総指揮に『ジョーズアタック2』をリメイクした作品であり、世間の評価は厳しいがユニークな怪物の造詣が妙に話題となった一作目・『シャークトパス』

 初代シャークトパスの続編であり、プテラノドンとカマスが合体した怪物を追加投入した、内容自体は意外と堅実な二作目・『シャークトパスVSプテラクーダ』

 以上の前二作で流石にもう飽きただろう懲りただろう諦めただろうと思いきや、昨年シャークトパスシリーズに、映画業界へのストーキング行為のような最新作と、新しい挑戦者が登場した。



 シャチとオオカミの遺伝子を組み込まれた野球選手が、満月の光を浴びることにより、水陸両用の改造哺乳類・狼鯨へと変身! 打倒シャークトパスに向けて動き出す!

 そして現れる第三勢力・ブードゥーの呪術を行使する教団と、カンフーのマスタリーを会得したキャスパー・ヴァン・ディーンもエントリー! 同じく二匹を付け狙う!

 油断するなシャークトパス! 今度の相手は一筋縄じゃ行かないぜ!




 と今回はもはや映像作品というより闇鍋に変貌を遂げた三作目、それが『シャークトパスVS狼鯨』である。



 ところで本作、一作目や凡百のサメ映画より出来の優れた、暫定シリーズ最高傑作です。はい、あくまで個人の感想です。



関連:【サメ映画】『ジョーズ・アタック2』レビュー

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【ワニ映画】『ディノクロコ』レビュー

『ディノクロコ』

原題:DINOCROC
監督:ケヴィン・オニール
出演:コスタス・マンディロア, ブルース・ウェイツ, チャールズ・ネイピア, ジョアンナ・パクラ
備考:監督は『シャークトパスVSプテラクーダ』や『シャークトパスVS狼鯨』の人


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⒞2003 The Pacific Trust.

 『低予算映画の王者』『大衆映画の法王』として現在もその名を轟かせており、サメ映画では『ジュラシック・ジョーズ』『ディノシャーク』、シャークトパスシリーズなどの製作総指揮を務めている男、ロジャー・コーマン。

 そのように、未だ衰えず頻繁に微妙な作品を世に送り出す彼が携わったワニ映画が本作、『ディノクロコ』なのであるが、このディノクロコ、同氏が近年関わったパニック映画の中では、少々毛色の異なる作品だ。



 コーマン作品なのに話の緩急が良い!


 コーマン作品なのに話が脇道に逸れない!


 コーマン作品なのに話が素直に楽しめる!




 どうしてサメ映画で同じ質の作品を撮らなかったのか。



 というわけで今回は、ワニ映画の中でも中堅上位には牙を食い込ませるだろう逸品、ディノクロコをレビューしていこう。

 なお、本作と似た題名の『ディノクロコダイル』というワニ映画が別に存在するが、当然ながら本作とは一切関係ないため、一応借りる際は混同しないように気を付けて頂きたい。

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