【サメ映画】『メガ・シャークVSグレート・タイタン』レビュー

『メガ・シャークVSグレート・タイタン』

原題:Mega Shark vs. Kolossus
監督:クリストファー・レイ
出演:イリアナ・ダグラス, エイミー・ライダー, パトリック・ボーショー, アーネスト・L・トーマス, ブロディ・ハツラー
備考:本作の監督はフレッド・オーレン・レイの息子であり、ついでに『ダブルヘッド・ジョーズ』や『トリプルヘッド・ジョーズ』、『メガ・シャークVSクロコザウルス』などの人


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⒞2015 RED ROBOT MOVIE, LLC

 何故未だに続いているのか分からないことで有名な、サメ映画界の長寿シリーズこと、メガ・シャークシリーズ。

 あるいは“本編で一番面白い部分だけを集めてアルバトロスが編集した予告編”が毎回一番面白いことでも認知されているメガ・シャークシリーズに、昨年待望の新作の予告編と、ついでに本編が公開された。

 前作から1年ぶりの作品として、実写版『進撃の巨人』公開の約二ヶ月前に国内で上映されたそれは、“あのメガ・シャークがあの超大型巨人に酷似した人型兵器と戦う”という内容であり、予告編で圧倒的な存在感を放つ今回のメガ・シャークの相手に対して、数多のサメ映画ファンは「冗談はシャークネードだけにしろ」と震え上がったのである。



 というか敵のデザインは完全にアウトだコレ!



 というわけで今回は、「おそらくメガ・シャークシリーズの中では割と面白い方に入る」との声も多く上がっている、“何故か炎上しなかった方の実写版『進撃の巨人』”こと、『メガ・シャークVSグレート・タイタン』をレビューしていこう。

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【サメ映画】『赤い珊瑚礁 オープン・ウォーター』レビュー

『赤い珊瑚礁 オープン・ウォーター』

原題:THE REEF
監督:アンドリュー・トラウキ
出演:ダミアン・ウォルシー=ハウリング, ゾー・ネイラー, エイドリアン・ピカリング, ガイトン・グラントリー, キーラン・ダーシー=スミス
備考:本作の監督は『ABC・オブ・デス』の監督の内の一人でもある


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⒞2010 Screen Australia Screen NSW and Reef Flims Pty Ltd.

 本作は実話を基にして作られた映画、『オープン・ウォーター』を基にして作られたと思しき映画、『赤い珊瑚礁 オープン・ウォーター』である。

 本作の監督は以前にも、“オープン・ウォーターのサメをワニに変えて撮ったようなバージョン”の映画『ブラック・ウォーター』という作品を製作しているが、本作は“オープン・ウォーターのサメをホオジロサメに変えて撮ったようなバージョン”の映画であるために、見方次第では、“ワニをサメに戻した分だけ一歩本家に近づくことに成功した”とも考えられる。

 と言うと、「また話題になった作品に便乗した模倣作品かよ」と思われるかもしれないが、本作の場合は少し事情が異なる。



 何故なら本作、舞台設定はともかく作品の軸は本家とまったく違っており、かつこれが案外観られる作品なのだ。



 というわけで今回は、サメ映画の中では確実に良作の部類に入る作品、『オープン・ウォーター(赤)』をレビューしていこう。



 ちなみに、パッケージや本作のあらすじには大量のサメが登場して人を襲うかのごとき文句が添えられているが、本作にサメは実質一匹しか出ない。

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【サメ映画】『トリプルヘッド・ジョーズ』レビュー

『トリプルヘッド・ジョーズ』

原題:3 HEADED SHARK ATTACK
監督:クリストファー・レイ
出演:カルーシェ・トラン, ダニー・トレホ, ジェイソン・シモンズ, ロブ・ヴァン・ダム, ジェナ・シムズ
備考:ダニー・トレホは死ぬ


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⒞ 2015 TIKI TERRORS, LLC.

 “二つの頭を持つサメ映画”こと『ダブルヘッド・ジョーズ』から3年、ついに複頭系サメ映画に待望の最新作が現れた。

 ダブルヘッド・ジョーズにおいて、“頭と頭の隙間が安置”という致命的な欠陥が露見した複頭系サメ映画であったが、本作では前作の反省を踏まえて“隙間にもう一つ頭を増やすことでスペースを詰めて安置を消す”という画期的な発想で弱点を克服している。

 更に本作、頭の数を三つに増やしたことによって最大三人までの同時捕食も可能、それに伴い劇中には“モブキャラが三人揃うとサメに食われて全員消える対戦パズル”のごとき要素も加わり、結果パニック映画界にまた一段と新しい可能性が生まれたのである。



 以上、サメ映画と言う名の冥府に佇む、Z級神話のケルベロスこそ、この『トリプルヘッド・ジョーズ』なのだ。



 頭の数より質はどうにかならなかったんですか!



※今回はレビューの都合上、普段より細かい内容にまで触れているので、未見の方々はネタバレにご注意願います。

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【サメ映画】『生体兵器アトミックジョーズ』レビュー

 攻/1600 守/1200
『生体兵器アトミックジョーズ』

原題:BLUE DEMON
監督:ダニエル・グロドニック
出演:デディー・ファイファー, ランドール・バティンコフ, ジョシュ・ハモンド, ダニー・ウッドバーン
備考:ジョシュ・ハモンドは『ピラニアシャーク』にも出演


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⒞2004 Maria's Garden Company Licensed by Presidio Corporation

 ときに人は尋ねる。


「どうしてサメ映画ファンはサメ映画を鑑賞するのか」「他に優れた作品が山程に存在するではないか」と。


 しかし、約束された名作映画を観ることだけが映画鑑賞ではない。

 ときに人は、名の知れた大作や万人の認める古典ではなく、“己の手でまだ世に知られぬ隠れた良作を掘り起こして観たい”という欲求に駆られるものである。

 そしてそれが、サメ映画という無限に続く砂漠の炎天下にも似たジャンルだからこそ、より心血を注ぎ込み、結果はどうあれ過程の最中に、数多のサメ映画ファンは童心を躍らせ、そこに一滴のロマンを感じるのだ。



 すなわちサメ映画鑑賞とは、海辺で砂の中に埋もれた宝石を探す、稚児の戯れのようなものなのである。



 まあ見つかるのは宝石どころか良くて角の丸まった色ガラス片程度でもあるのだが、それはさておき『生体兵器アトミックジョーズ』のレビューである。

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【ワニ映画】『ロボクロコ』レビュー

 ホゥアwwwホゥアwwwファーッハッハハォゥwwww
『ロボクロコ』

原題:ROBOCROC
監督:アーサー・シンクレア
出演:コリン・ネメック, ディー・ウォーレス, リカ・マカリスター, キース・ダーフィー, スティーヴン・ハートレー, ジャクソン・ヒューズ
備考:ロボクロコをドンキーコングの新作に出すのよ!


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⒞2013 UFO INTERNATIONAL PRODUCTIONS, LLC

 サメ映画とは異なる路線で独自進化を遂げてきた、パニック映画界のガラパゴス諸島こと『ワニ映画』

 ときにドーピングで怪獣と化し、ときに魔術で天候を操り、ときに魔術で人間に化け、ときにゾンビ映画のごとく『噛んだ相手をワニに変化させるウイルス』などを蔓延させてきたワニ映画界に、新しい仲間が誕生した。



 そう、彼女こそ全身を最先端科学技術によって機械化することにより、サメ映画とはまた一段と違った力を身に付けた、ワニ映画界驚異のメカニズムこと『ロボクロコ』なのである。



 ちなみに内容は割と微妙である。

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