【POV映画】『アマゾン・クルーズ』レビュー

 結論から言うとジャングルは牙を剥かない
『アマゾン・クルーズ』

原題:DARK AMAZON
監督:ダルシアナ・モレノ・イゼル
出演:ミナ・オリヴェラ, ドン・ジェネス, ミシェル・テイラー, エミリオ・ダンタス, マーク・アラン
備考:原題を縮めて駄マゾンと呼ぶと良い


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⒞2014 DARCYANA MORENO IZEL

 このアマゾン・クルーズだが、いかにもパッケージで本作の目玉のように牙を剥いている動物の数々は、中央真下の『人類』を除いて全員、数秒だか十数秒しか本編に出ない。



 もう少し詳しく述べるならば、パッケージの動物は基本的に、“場面転換の繋ぎとして挿入される資料映像に一瞬登場する”か、“本筋と一切関係のない場面で雰囲気作りのための小道具として一瞬登場する”かといった、それだけの役割しか劇中で持たされていないのだ。

 もっとも本作は“アマゾンの奥地に潜む精霊・アンヤンガが、ジャングルを訪れた人々を襲う”というホラー映画であり、つまり本作は最初から動物を軸に据えたアニマル・パニック映画ではない。
 そのため前述の問題の責任は制作会社ではなく、内容を無視して動物をクローズアップしたパッケージを採用した日本の映画会社(注:アルバトロス)にあるだろう。



 もっとも、そのアマゾンの奥地に潜む精霊・アンヤンガは、ラストで数秒しか画面に映らない。



 そりゃまあ嫌が応にも動物をクローズアップするしかなかったわけだ! 他に何も出ねえんだもんな!



 というわけで『アマゾン・クルーズ』である。

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