【サメ映画】『PLANET OF THE SHARKS 鮫の惑星』レビュー

 タイトルが既に死兆星
『PLANET OF THE SHARKS 鮫の惑星』

原題:PLANET OF THE SHARKS
監督: マーク・アトキンス
出演: ブランドン・オーレ, ステファニー・ベラン, リンジー・サリヴァン, ローレン・ジョセフ, ダニエル・バーネット
備考:監督は『ビーチ・シャーク』や『ドラゴン・オブ・ナチス』の人


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⒞2016 SLIGHTLY DISTORTED PRODUCTIONS, LLC

 『サメ+ゾンビ』『サメ+機械』『サメ+幽霊』『サメ+人間』』と、最早八百万の神に近い活躍を続けるサメ映画。
 とはいえ、流石に人類の創造力にも限界が見えてきたのか、それとも視聴者が慣れたのか、基本的に『サメ+α』の方程式を使い回しているサメ映画の方向性には、逆に陳腐化した部分を覚えてきたところである。

 だが、数多の信者を抱える多神教の中の唯一神こと、アサイラムの発想は違う。



「サメに足すものが尽きたなら、今度はサメが暴れる舞台設定の方を変えてしまえば良い」



 というわけでサメは地球を支配した。

  いや、実際にはどのような企画会議が行われたのか知らないが、“温暖化の影響で生態系の頂点まで上り詰めたサメと人類の壮絶な死闘”を描いたのが本作・『PLANET OF THE SHARKS 鮫の惑星』 である。

 ちなみに、基本設定は『猿の惑星』というより『ウォーターワールド』に近い。

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【サメ映画】『シャーク・ナイト』レビュー

 「何故、鮫を借りるのか? 這い上がるためだ」
『シャーク・ナイト』

原題:SHARK NIGHT
監督: デヴィット・R・エリス
出演: サラ・パクストン, ダスティン・ミリガン, クリス・カーマック, キャサリン・マクフィー, ジョエル・デヴィット・ムーア
備考:監督はファイナル・デスティネーションシリーズの二作目・四作目や『スネーク・フライト』の人


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⒞2011 INCENTIVE FILM PRODUCTIONS, LLC


・“その数、46種類
・“46種類のサメを<凶器>に、<狂気>の殺人ショーが今始まる…。”



 上記の文句は本作・『シャーク・ナイト』に国内で付けられたキャッチコピーである。



 だが、本作の劇中には別に46種類もサメは出ない。



 というより5~6種類しかサメが出ない。



 と何か一種の経歴詐称に近いキャッチコピーを吊り下げて参上したこのシャーク・ナイトだが、冷静に考えると5~6種類のサメでも十分に多い方ではあるので、まあそこは置いておいて早速レビューに移ろう。

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【サメ映画】『ドルフ・ラングレン 処刑鮫』レビュー

 I must Shark you
『ドルフ・ラングレン 処刑鮫』

原題:SHARK LAKE
監督: ジェリー・デューガン
出演: ドルフ・ラングレン, サラ・マラクル・レイン, マイケル・アーロン・ミリガン, リリー・ブルックス・オブライアント
備考:ドルフ・ラングレンの吹替は大塚明夫


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⒞2015 THE LAKE, LLC.

 『七皿食うて鮫臭い』という諺がある。
 満腹するまで食事を頂いておいて、後から「この料理には鮫の臭味がある」と文句を言う者を指す言葉だ。

 この言葉には、正常な感性が擦り切れるまでサメ映画を鑑賞しておいて、「畜生! またクソ映画だ!」と怨嗟の声を上げる、悪食な我々サメ映画ファンにも通じる面があるが、“我々の腹はまだ満ちていない”という点で少し意味は異なってくるだろう。



 というわけで今週の「教えて☆サメ映画!」のコーナーは終了するが、これで締めるのも味気ないので、引き続き『ドルフ・ラングレン 処刑鮫』のレビューを行っていく。






 ちなみに、邦題にも名前が入っているドルフ・ラングレンだけど、彼は別に主役じゃないよ。 



 それは文句も出るだろ!

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【サメ映画】『シン・ジョーズ』レビュー

 「分かりましたレビューは理研に任せます」
『シン・ジョーズ』

原題:ATOMIC SHARK
監督:グリフ・ファースト/A・B・ストーン
※国内サイトではグリフ・ファーストが監督として紹介されているが、彼は監督ではなく脚本の一人であって、実際の監督はA・B・ストーンとのことである。
出演:レイチェル・ブルック・スミス, ジェフ・フェイヒー, デヴィッド・ファウスティーノ, ボビー・カンポ, マライア・ボナー
備考:グリフ・ファーストは『ゴースト・シャーク』や『フライング・ジョーズ』の監督


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⒞2016 MANU FACTURED BY AT ENTERTAINMENT, CO., LTD

 昨年日本で一大ヒットを成し遂げた『シン・ゴジラ』

 とは別に関係ないが、「別に関係ないなら自由じゃん」の精神が基本の一大ジャンルがサメ映画である。



 本作の原題は『ATOMIC SHARK』であり、“放射能汚染で突然変異を起こしたサメが、人間を食い殺していく”内容の作品だ。

 しかし、そこから“放射能汚染で突然変異”の部分だけ強引に抜き取って、話題の『シン・ゴジラ』と似たタイトルとフォントを独自に付けてみた結果、生まれた邦題が上記の『シン・ジョーズ』なのだろう。



 そりゃ選択肢としてはアリだろうが……選ぶなよ……!



 なお、本作のキャッチコピーは、「核実験の罪(SIN)が生み出した悪魔――」である。
 邦題の由来に関する建前か、もしくは苦しい弁解のように聞こえるが、同時に本作の内容にも沿っている秀逸な文句である。
 考えた人は楽しかっただろうなあ。

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【サメ映画】『パニック・マーケット』レビュー

 2012年ヴェネチア国際映画祭出品作品
『パニック・マーケット』

原題:BAIT
監督:キンブル・レンドール
出演:ゼイヴィア・サミュエル, シャーニ・ヴィンソン, ジュリアン・マクマホン
備考:中国では劇場公開第1週目で『アバター』を超える興行収入を出したとのことである


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⒞2011 Bait Holdings Pty Limited, Screen Australia, Screen Queensland Pty Limited, Media Development Authority of Singapore, Blackmagic Design Films Pte Ltd.

 青い薔薇の花言葉と言えば、近年まで『不可能』もしくは『存在しないもの』などと定められた、夢物語を指すレトリックだったが、技術の進歩によって実物が誕生した現在では、『夢は叶う』に改められたということだ。

 一方で、地獄の荒野のように不毛なサメ映画界においても、近年では、少ないとはいえ確かに数本、存在しなかったはずの良作が一輪、また一輪と花を咲かせている。

 まあ、実際のところは綺麗な蒼というより微妙な紫といった程度のイロモノなのかもしれないが、それでも長い歴史の茨道を超えて、一定以上の品質まで達したサメ映画が本作、『パニック・マーケット』だ。



 だが、“そのような作品に限って世間的な知名度がまた絶妙に低い”のがサメ映画界の不文律であるため、今回は「パニック・マーケットは面白いんだよ! 面白いサメ映画なんだよ!」との魅力を伝える目的で、本作をレビューしていこう。

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